スムーズに民泊をはじめる秘訣とは

民泊を始めたいとお考えのお客様から、「いつ頃できますか?」と開業までの日数を聞かれることがあります。

実はお客様が事前にスケジュールをたてていても、結果的に手続が遅れてしまうことがあります。

特に初めて民泊の手続をする場合、認識の違いや経験不足から、スケジュールに戸惑いを感じたとの声を頂きます。

スムーズに民泊をはじめる秘訣を今回は書いてみたいと思います。

目次

民泊についての知識をもちましょう

民泊代行業者さんにすすめられ、民泊をはじめることになったが、「開業まで、ひたすら待たされた」とお客様から言われたことがあります。実は民泊の知識が少ないとどれぐらいで開業できるかの予測が難しく、業者さんの説明をよく理解できないまま進んでしまう傾向があるようです。

最初に物件で民泊ができるかどうかを事前調査で確認すること、必要な設備を把握することが重要です。

また民泊開始までに建物内で消防工事や内装工事が必要な場合、業者さんの手配に時間がかかります。家具の搬入・備品の購入や写真撮影などの時間も必要です。よく調べずに最初からタイトすぎるスケジュールをたててしまうのは危険かもしれません。

行政手続についても役所への提出書類は思った以上に種類があり、書類を提出したらおしまいというわけではありません。早ければ〇月開業という言い方でお話することになるという現状をご理解ください。

また、住宅宿泊事業にするのか旅館業にするのか、先に住宅宿泊事業を開業して様子をみてから、旅館業にするのかなど、民泊の種類については最初に調査・確認をしてから、判断すれば間違いありません。

「自分で」にこだわりすぎない

住宅宿泊事業の場合、ご自身で調べて役所に行き届出まで完了したというケースはあります。

一方でご自身で行う図面の作成や消防手続きでかなりの時間がかかったというお話を聞きます。特に最初は役所の方のお話(専門用語)の理解に時間がかかるようです。

宿泊代金はハイシーズンの時にかなり上がりますので(例えば夏休み、年末年始、花見シーズンなど)この稼げる時期を逃さないという考え方に基づけば、自分でできる部分は自分で行い、専門家に依頼できる部分はお願いするとかなりスピードアップできる可能性があります。

消防手続きを自分の知り合いの方に依頼したいのでというお話だったので、消防手続きはお客様におまかせしたところ、なかなか進まないため、後日、別の業者さんにおまかせすることになり、結果的に遅くなってしまったこともありました。お知り合いに依頼したい場合はスケジュールに余裕をもつと良いでしょう。

近隣対策は必要です

民泊開始する前に近隣への周知や標識の設置などを行うことが多いですが、近隣対策をしっかり行っているお客様は、開業したあとで近隣からの苦情が少ない傾向があります。

周辺にお住まいの方に十分配慮し、宿泊者のマナー違反防止などの対策に取り組むなど適正な運営を行うことで、トラブルを事前に防止することが重要です。

苦情の多くは、騒音、ごみ、たばこと言われています。最初にご近所に挨拶をしておくと民泊への不安が減り、万一苦情がある場合は民泊運営者に連絡をするようにお願いすることができます。

民泊を開始後にご近所から保健所に苦情の連絡が入ると苦情解消の対策をとる必要がでてきます。

まとめ

スムーズに民泊をはじめる秘訣は以下の3つです。

①民泊の知識を持つ②最初は「自分で」にこだわらない③近隣を大切にする

民泊の申請、届出については、東京都目黒区の中目黒の安心して相談できる行政書士事務所の「たち行政書士事務所」にお気軽にお問い合わせください。

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